ダイパイドン

ダイパイドンとは、料理を提供するオープンエアの屋台のことです。その名は文字通り、「大牌檔を掲げた料理店」という意味で、大牌檔とは、かつて発行されていた大型の許可看板のことです。それが今では、この看板があってもなくても、オープンエアの屋台を指す言葉として使われています。

ダイパイドンのメニューには、軽食程度のものから食事まで何でもありますが、一番有名なのが炒め物です。炒め物は、簡素な家庭料理のイメージですが、うまくつくるのは意外に難しい料理です。美味しい炒め物をつくるには、絶妙な包丁さばき、十分な火力、正確な調味、手早いとろみのつけ方や、中華鍋の妙(使い込んだ中華鍋が与える微妙な風味)が求められます。ダイパイドンでは、潮州独特の料理を出すところも多く、牡蠣のオムレツや蒸し物、冷たい蟹料理(凍花蟹)や魚料理などのメニューがあります。

ダイパイドンでの食事は、忙しい時間帯には相席になったり、別の店から注文したりと、人々の日常が垣間見られる、香港食体験の真骨頂です。

ダイパイドンは市中どこにでもあり、脇道や細道でよく見かけます。香港島セントラルのミッドレベルズ・エスカレーター近辺やカオルーンのシャムスイポー界隈では、昔ながらの店が今でも営業を続けています。

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